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社員インタビュー

技術者の現場

さまざまな業界や業務に従事できることが魅力。
エンジニアの興味と成長に応える環境がここに。

機械設計

南 博誌41歳

2005年入社(新卒)国立神戸大学卒

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自動車業界で解析用の
3Dモデリング業務で経験を重ねる日々

学生時代の就職活動を通じて、CAE(Computer Aided Engineering)解析の業務を知り、その分野で多くの派遣先があるアルテクナに入社しました。私は、高専から神戸大学の理学部数学科の3年次に編入学したのですが、高専では機械工学を学び、大学では数学を学んだこともあり、その両方の知識を活用できる業務がCAE解析だと感じています。CAE解析はコンピューター上で様々なシミュレーションをするのですが、私の場合は入社時に携帯電話の落下シミレーションモデルを見たことがとても印象的でした。CAE解析は例えば落下した携帯電話のどこがどのように壊れるかをコンピューター上で解析して、そのデータから、どこをどのように強化するべきかなどの検証に活用されます。実機を製作する前に様々なシミュレーションを行い、設計の改善をすることで、開発に伴う期間やコストが削減され、開発の生産性も向上するメリットがあります。
入社後は希望通りに大手自動車メーカーの解析部門に配属されました。解析部門では衝突安全、自動車のドアの強度、歩行者保護設計など各部門からの解析依頼が集まる部署でした。
ここで私は3D CADソフトのCATIAを活用して、CAE解析に利用するメッシュモデル作成をしてきました。その後、同じ自動車メーカーで九州に新規部署を立ち上げるというタイミングで、営業から打診を受けて、九州の解析部門への異動を希望しました。ここでも、自動車の衝突安全に関わるCAE解析に用いるメッシュモデル作成に携わり、モデル作成のスキルと経験を重ねてきました。

南 博誌

自分が設計した商品を、
街で日常的に見かけることに感動

九州で2年ほど勤務し、その後は再び入社時に在籍していた部門に戻り、チームリーダーを務めることになりました。以前は派遣形態のチームでしたが、解析部門も成長し、その頃にはアルテクナの技術者が受託でさまざまな解析を行う部門となっていました。この部門では、4つのチームに分かれ、車体強度、歩行者保護、衝突安全性などの3D CADソフトを用いたCATIAでのモデル作成や解析、対策の立案などを行っていました。
これらの経験を経て、自動車メーカーのグループ企業で自動車ランプの設計に携わることになりました。これまでは解析用のモデリングが中心でしたが、担当の営業から「CATIAを使った製品設計をしてみないか」と、声がかかり、自分の成長のためにも新しい派遣先で視野を広げたいと思っていたタイミングでもあったので異動を希望しました。
ここではチームリーダーとして、自動車ランプの設計におけるモデリング業務を担当していました。自分のチームが設計した形状のランプが実際に商品化され、街中で走行する自動車を見かけるたびに、嬉しく思ったことをよく覚えています。休日出勤も含めて苦労も多かったのですが、順調に設計と商品化が進みお客様に届けられることは感慨深く、まさに技術者冥利に尽きると思います。
かれこれ自動車ランプの設計業務は9年経験してきましたが、業務的にも忙しかったこともあり、また新しいことにも挑戦したいと思い担当営業に相談していたところ、希望が通り、大手重工業メーカーでヘリコプターの設計を担当することになりました。

南 博誌

エンジニアの成長に寄り添う会社の
環境を使い尽くして欲しい

現在は長年経験してきた自動車関連から、全く異なる世界でヘリコプターの設計業務に携わっています。自分としても新しい挑戦ではありますが、ヘリコプター設計の現場で常に新しいことに関われることが楽しい日々です。10年以上前の旧機種のモデルチェンジに携わっているのですが、古い設計図から不具合などを更新して新しい設計図に反映する業務を担当しています。まだまだ業務内で分からないこともありますが、自分で調べ、後輩にも説明できるレベルまで学ぶ姿勢を大切にしてきたので、刺激も多く新鮮な日々を送っています。
ヘリコプターは、強度を保ちながら軽量化することが大切なので、樹脂などを使った最先端の複合材についてなど、知識・技術の両面でキャッチアップしていく必要があります。今後のキャリアとしては、まず自分たちがしっかりとエンジニアとしてクライアントから高い評価と信頼を得て、チームの規模を成長させ、航空業界に興味を持つアルテクナの後輩たちにもっと門戸を広げていけるようにできればと考えています。いずれは自動車業界と双璧を成すような部門に出来たらいいですね。
エンジニアを目指す皆さんにお伝えしたいことは、アルテクナは営業スタッフがエンジニアの希望に寄り添って、融通を利かせてくれるところが大きな魅力だということです。働く業界や業務、地域も含めて希望を聞いてくれて、技術者としてのキャリアや興味の変化、ライフステージにも合わせて希望が叶うように動いてくれるので、いつもありがたく思っています。
アルテクナは、エンジニアが大きく羽を広げ、羽ばたける環境が整っているので、この場所を思う存分に使って活躍して欲しいです。

南 博誌

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