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社員インタビュー

技術者の現場

複数の業界での転職経験がプラスに。
好奇心の強さを受け入れ、育む環境がある

電気電子回路設計(受託開発)

丸山 貴司55 歳

2019 年入社(中途)長岡技術科学大学卒

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さまざまな業界の転職経験を活かして
技術者としての新しいチャレンジへ。

高専時代を含めると約40年の電気工学周りの技術者畑一筋の人生です。高専から長岡技術科学大学を卒業し、新卒では大手電機メーカーに就職。日本を代表する大手通信会社の自動交換機の設計などに11年間携わりました。その後は、電気工学の知識と経験を、以前から興味のあった医療分野や生化学に活かしたいと思い、精密機器メーカーでDNA抽出装置の設計、医療機器メーカーでは、抗体検査に利用する電気化学免疫装置の開発などに携わってきました。その後、遊技機の専門メーカーに転職し、特殊なLSIを使って、遊技機の液晶画面上の図柄とモーター、LED、サウンドなどが連動した迫力のある演出で、お客さんが興奮して喜ぶような遊技機開発の回路設計・ハード設計の技術者として約10年経験を積みました。さらに業種を変えて通信機器のモジュール開発にも10年以上携わり、2019年にアルテクナに転職してきました。これまで主に大手メーカーを中心にBtoBの受託開発に関わってきた経験を活かして、新しい業種や業務にチャレンジしたい、という思いで転職活動していたところ、当時ハード設計者を募集していたタイミングだったアルテクナの受託開発部門で私の新しい挑戦が始まりました。

丸山 貴司

いかにお客様の要望に応えられるか。
受託開発のすべては提案力だと思う。

私は現在、受託開発部門のマネージャーとして、専門分野の電気電子回路設計の現場だけではなく、営業チームと共に新しいクライアントや案件を獲得するための提案型営業の支援もしています。また、最近ではシステム設計などソフトウェア関連の業務が増えてきています。現在は大手電気機器メーカーの工場を自動化するFA(ファクトリーオートメーション)のプロジェクトチームで、アプリケーションを使ってPLC(プログラマブルロジックコントローラー)による自動化設備を開発する業務にも携わっています。受託開発部門の業務は、営業部門から相談された案件を技術面から具体化していくことも重要な役割です。クライアントから営業部門が相談を受ける段階ではこんなことを実現したい」といった思いや希望などのぼんやりした状態のことが多く、その状態をどのように解決できるのか、そこにどのような技術の裏付けがあるのかといった面から技術者たちが具体化していき提案書の詳細を詰めていきます。もちろん1回や2回で提案が通ることはなく、クライアントの担当者やその現場の声も聞きながら、提案をよりブラッシュアップしていきます。受託開発部門の真髄はまさに提案力がすべてとも言えます。そのために、進化し続ける技術の勉強、そして経験の積み重ねはとても大切です。

丸山 貴司

若いうちの失敗は成長のための要素。
世の中の流れにミーハーで、
ユニークであれ。

複数の転職経験で多くの技術者と関わり、さらに現在マネージャーを務めていると感じるのですが、技術者にもさまざまなタイプの方がいます。アルテクナは他社で派遣として経験を積んでから戻ってくることが多いので、職人気質で技術レベルが高い人が多いです。一方で、チームで業務を遂行するためのコミュニケーション能力は、性格も関わることなので千差万別です。まず、20代の技術者はコミュニケーション能力を磨くことが大切だと思います。技術開発や日常業務の遂行においてPDCAを回すための土台にもなります。プロジェクトはチーム活動なので、上司や先輩、同僚に報告や相談を素直にできることが重要です。そして、30代は実力をつけてほしい時期です。一人でやってみる課題を与えて失敗を経験してもらうこともあります。失敗は成長ための要素です。アルテクナでは、人材の伸び代を大切にしているので、失敗はもちろん許容しますし、むしろ失敗経験を奨励もして、フォローをしています。

丸山 貴司

その経験は技術者の成長として、将来とても大切なものになるでしょう。40代にもなると、30代で培ったノウハウや経験を開花させる時期になります。会社を支え、技術者として大きく成長していけるかは、30代までの学びや経験が重要となります。時には技術者として、若い時に描いていた夢や憧れが打ち砕かれることもあるでしょう。技術者はなかなか地道な仕事です。実際は泥臭いことも多く、そこに対応して自身の糧にできるか、モチベーションを保ち続けることができるかが、成長の分かれ道にもなります。アルテクナの魅力は、やはり取引先の領域が広く、興味や関心のある業界でやりたいことに携われる可能性があること、そのためのバックアップ体制があることです。「Thinkunique」をスローガンにしているアルテクナは、好奇心が強くていつもアンテナを張っているような人にはとても良い環境が整っていると思います。AIが流行っているならすぐに飛びついて、まず触ってみるようなミーハーであって、すぐにそれやりたいです!」と手を挙げるような人と一緒に仕事したいですね。

丸山 貴司

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