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社員インタビュー

技術者の現場

航空宇宙に関わりたいという私の夢を叶え、
ライフステージにも寄り添ってくれる会社

機械設計

渡邊 直也34歳

2015年入社(新卒)愛知工科大学卒

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宇宙好きの少年時代の夢が、
アルテクナで叶う

「将来は航空宇宙の仕事に携わりたい」という夢を持った少年時代でした。中学2年生の自由研究で父と一緒に、天体観測に行き流星群の観測をした時に、宇宙の魅力に取り憑かれて航空宇宙の分野に興味を持ち、大学ではロボットシステム工学を専攻しました。大学では電気回路の制作、ロボットのモデル制作などに取り組み、4年生の時には航空宇宙関係の研究室に所属。アメリカで惑星探査ローバー(自律制御型の探査車ロボット)を日本中の学生とチームを組んで製作し、大会にも参加するといった活動をしてきました。就職活動では航空宇宙業界で設計業務に携わりたいと思い、航空宇宙業界への派遣もしているうえに、自動車業界などの安定した派遣もあるアルテクナなら、幅広く自分の技術力を高めていけると思い入社を決めました。まさに自分の子どもの頃の夢に近づいた瞬間でとても嬉しく思ったことを覚えています。入社後は私の希望通り、大手重工業メーカーのグループ会社でMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の開発に5年ほど携わりました。主に航空機の後部エリアの配線に使われるブラケット(接合金具)の板金の設計レイアウトをしていました。入社時は先輩をサポートする雑務から始まり、徐々に3DCADを使った板金レイアウトを任せてもらえるようになっていきました。多くの人が関わる国家的プロジェクトだったので、MRJの組み立てを見学し、試験飛行で飛ぶところを見ることができた時には、とても嬉しく感動しました。開発スケジュールも厳しく、夜遅くまで残業を続けるような日々だったのですが、夢のようなプロジェクトに若い段階から関わることが出来て、すべての苦労も吹き飛ぶような思いでした。

渡邊 直也

航空業界から自動車業界まで、
常に挑戦して学ぶ姿勢が成長力に

6年目からは2社目となる大手自動車メーカーでエンジンを冷却するウォータージャケットという冷却水の通路を設計するために、コンピュター上でシミュレーションするCAE(Computer Aided Engineering)解析に携わってきました。自動車メーカーで2年の設計業務を経て、現在は自動車メーカーのグループ企業で、3D CADのCATIAというソフトを用いて旅客機のシート周りの設計をしています。飛行機の最前席や非常口の前席がないシートのためのテーブルの構造設計や樹脂パネルの設計・レイアウトをする業務です。再び航空機関係の仕事に携わっていることは、とても嬉しいのですが、配属当初はとても苦労しました。MRJに関わっている時は、金属部品を扱っていたので直線的なデザインが中心でしたが、今は樹脂設計に求められるマイナスの空気圧による真空成形やプラスの空気圧による圧空成形を使うほか、曲面のある3DCAD設計をするためスキルの面でも勉強し直すことが多く、苦労を重ねて技術者として成長できました。金属から樹脂を扱うようになったことで、自分の知識が広がったことはありがたく思っています。今では金属以外でもいろんな素材にチャレンジして、幅広い業務に携わっていきたい、と思えるようになりました。
所属しているチームでは、リーダーの下で新しくチームに加わってくる新人の指導やサポートもする立場なのですが、今後は自分がリーダーとなって、適切に後輩の指導ができる人間として成長していきたいと考えています。

渡邊 直也

自分の人生設計に
寄り添う会社の姿勢が、
働きやすさに繋がっている

私が理想とするエンジニアは、「周りから頼られるエンジニア」になることです。そのためには常に新しいことをキャッチアップして学び続ける姿勢が大切なので、個人的にスキル向上のために「3次元CAD利用技術者試験」の資格取得を目指して勉強しながら、自宅でもCADの技術を磨いて、実務でもその知識や技術を活用しています。
まだまだ、後輩の質問にすぐに答えられないようなこともあるので、モデリング技術だけではなく、材料力学、英語などの知識も今後必要になるので、学び続けていきたいと思っています。業務面ではエンジニアとして、「いいものを作りたい」という思いを大切にしています。CADのモデリングでは、自分のデータを他の人が引き継いで編集することもあるので、誰でも分かりやすいデータ作りを常に心がけています。また、部品加工でも外部に発注する際に、意匠にも注意して加工しやすい形状を意識して仕事をしています。
これまでは業務時間を問わず、自分の夢を追うような生活や仕事の仕方をしてきたのですが、家庭を持ってからは「自分がやりたいことをやりたい」という思考から、今後は家族との時間を大事にするための「安定した業界に関わりたい」という思考になりました。アルテクナのいいところは、そのような社員の思考の変化にも対応してくれることです。営業のスタッフとの風通しがよく、いつもエンジニアのキャリアに寄り添ってくれるので、自分の思いを伝えれば、働き方や派遣先を調整してくれるところは本当にありがたいと感じています。アウトソーシング業界では、とかく取引先やクライアントのニーズに応えることばかりを考えがちですが、アルテクナでは社員のライフステージやキャリアのステップに寄り添って、出来るだけ社員の希望を叶えるように、働く環境を整えてくれる姿勢があるので、エンジニアにとって大きな魅力の一つだと思います。

渡邊 直也

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